猫 第六話

暑い。僕は目が覚めた。隣を見ると猫はまだ寝ている。
お腹がテンポよく膨らんだり縮んだり、生き物なんだなと実感した。
僕は猫を起こさないようにゆっくりベッドから出て一階に行った。夜ごはんはまだできていない様子だったので僕は買い物に行くことにした。

家から三分くらいの所にスーパーがある。散歩がてら歩いていくことにした。
スーパーについて僕が向かったのはペット用の餌売り場。スーパーだから品揃えはあまり良くない。猫用の餌は、缶詰に入っているのと、袋に入ったスナック菓子みたいなやつの二種類があった。どっちがいいか分からないので、二つとも買うことにした。

猫の餌を買って帰り、部屋に戻るとまだ猫は寝ていた。僕は猫のお腹をコチョコチョしてみた。すると猫が眠たそうな眼を開けてぐるぐる回り始めた。そして僕が買ってきた餌を見せると、パッとして、完全に目が覚めた。

「どっちの餌がいいかな?」
僕が猫にそう声をかけたが猫は餌の袋をバンバンたたくだけだった。
ドライタイプの方をバンバンするので、僕は「こっちにしよっか。」といってドライタイプの餌を開けてお皿に適当に入れてみた。するとすごい勢いで食べる。食べている姿を見ているのは可愛いので、僕は餌をお皿に追加して入れた。するとまた食べる。

「今日はこれくらいにしとこうか。」今日の餌の時間は終わり。ということで猫を抱いてベットに腰かけた。

昼間に首にかけたシロツメクサの首飾りがしなびてきていた。これはよろしくない。僕はシロツメクサの首飾りを猫から外した。すると猫は歯をむき出しにして僕の手を引っ掻いてきた。どうやら首飾りをとられて怒ってしまったようだ。

どうしたものか。このまま首につけておくわけにはいかないし・・・

僕は楽天市場で猫の首輪を検索して、その一覧を猫に見せた。するとそっちに目がいって攻撃をやめた。

その隙に、僕は記念ということでこのシロツメクサの首飾りを押し花にすることにして、使わなくなった辞書に挟んでその上に重たい本をいっぱい置いた。

猫はずっとパソコンの画面を不思議そうに見ている。

僕はいろんな首輪を猫に見せて猫が鳴き声をあげたらそれを買ってあげようと、勝手に考えた。いろんなページをまわって、写真を拡大して見せていると、ある時口を開けて「ミー」と鳴いた。
「ハイ決定」買うことになったのはクマの絵が描かれた首輪だった。僕はそれを注文して、「よかったね」と猫に声をかけた。

不意になんで猫に声なんかかけてるんだ?そんなキャラだったかな・・・と思ったが、まぁいい。僕は猫の頭を撫でて夜ご飯を食べに行った。
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by huashanyuan | 2009-06-14 20:05 | ファンタジー


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